中央大学杉並高等学校

SUBJECTS
OVERVIEW各教科のコンセプトマップ

多くの学びや知識に触れ、
世界を広げ、「生きた知」が
身につく教科教育。

大学で専門的に学び、そして世の中の課題を解決していくためには、幅広い教養が求められます。幅広い教養のために中杉が採用しているのが、できるだけ多くの科目に触れる「全教科型カリキュラム」です。それぞれの授業では、「生きた知」を身につけるために、考えたり表現したり伝えたりする機会を多く設けています。「探究する力」とは「調べれば分かることを調べるための力」ではありません。
それは、答えの無い課題に対して、複数の学問領域に基づいた知識を行き来しながら立ち向かう力を指しています。大学入試問題に正解するための勉強ではなく、大学入学後、社会に出た後に必要な力をつける、それが中杉での学びです。ここでは、それぞれの教科の教育方針についてご紹介します。

国語

課題図書と卒業論文で、
読む力・伝える力を養う。

古文・漢文・現代文の読解を通じて、今、ここにいる自分自身のありようを見つめていきます。めくるめく情報社会に生きている現代の生徒たちだからこそ、言葉に対して真っすぐに向き合い、他者へ、世界へと働きかけていくことが大切になってきます。日本語を母語とし、意識することもないまま身につけた言葉というものを、今一度意識化することによって、より豊かなコミュニケーションの術を獲得できるはずです。
そのために、本を読みます。そのために、卒業論文を書きます。一文字一文字を積み上げては崩し、また始めの一文字から積み上げる作業を通じて、ようやく言葉は、他者へと開かれていくのです。
文学作品を始め、ミステリー、SF、世間で話題の本まで、多様なジャンルから選ばれた課題図書100冊を、入学から卒業までの3年間で読みます。読書の習慣を身につけることで、読解力や思考力を養い、自分自身の世界を広げていきましょう。

オリジナル教材
以下二つの中杉オリジナルの教材をメインに活用し、読む力、考える力、書く力を養っていきます。
「高校生のための卒業論文ガイド」はこちら
「付箋で探究マップ」はこちら
馬鹿馬鹿しくって面白い中杉入試古典
本校の入試本文として用いられた古典の本文を分かりやすく、面白く紹介するYouTubeチャンネルです。
再生リストはこちら(YouTube)

数学

数字だけにとらわれない、
応用力を身につける。

複雑に見える問題も、いくつかの基本的な認識を組み合わせることによって、解決の方法を手に入れることができます。具体的な物事に置き換えて考えたり、抽象的な観点から考えたりすることは、「なぜ、そのようになるのだろうか?」という真相を究明しようとする学習態度によって支えられているのです。数学の授業を通じて「抽象化するチカラ」を鍛えます。

地理歴史・公民

歴史や文化の背景から、
現代社会を読み解く。

【地理歴史】
現在、日本そして世界は人口や環境についてなど、さまざまな問題を抱えています。それらの問題の発端と経緯を知るためには、過去にどのような状況でどのような判断がなされたのかを考えること、つまり過去から現在をとらえる視点が大切になります。それが歴史を学ぶということです。

【公民】
変化の早い現代社会において、物事を正確にとらえ判断することはとても重要なことです。公民科では、現代社会そして社会科学への理解を深めていきます。

理科

日常に潜む科学現象に、
理論と実験から迫る。

中杉の理科は、受験にとらわれることがないため、実験を重視しています。教室で理論を学び、実験で確認し、科学的な物の見方や考え方を身につけます。自然に対する関心を高め、科学的に探究する能力と態度を育んでいきます。

国内研修

「日本」を知ることで、世界での「日本」の立場、役割の理解にもつながります。

  • 礼文島研修

    エーデルワイスやレブンアツモリソウなどの高山植物、岩石といった、あるがままの自然を観察。日本の美しさを再認識できます。

    • 1〜3年夏
    • 1週間
    • 希望者(選抜なし)
  • 屋久島研修

    縄文杉や弥生杉を含め多様な植生の中を歩いたり、アカウミガメの上陸を観察しながら環境問題について考えたりと、いろいろな自然学習を行います。

    • 1〜3年夏
    • 1週間
    • 希望者(選抜なし)

英語(その他3か国語)

世界に発信できるコミュニケーション力を磨く。

多くの学校で成果をあげている教授法である「ラウンドシステム」を採用しています。これは、一つの教科書本文を、様々なアクティビティに姿を変えながら繰り返し行うもので、多様な音読活動を軸として確かな発信力を鍛えていきます。
また、海外研修の実施、ケンブリッジ英検などの資格試験対策、さらには、3年生の選択授業では第2外国語(フランス語・中国語)の授業も用意しています。

体育・保健

体育・保健

心と体を一体としてとらえ、健康・安全や運動についての理解と運動の合理的な実践を行います。生涯にわたって計画的に運動に親しむ資質や能力を育てると共に、集団の中で協調性・リーダーシップを発揮できる能力を育んでいきます。

情報

日々進化する情報社会への対応力と知識を深める。

コンピューターを用いた実践も交え、情報に関する科学的な見方や考え方を養います。
情報化の進展に、主体的かつ継続的に対応していくことができる能力を育んでいきます。

芸術

美しいものに触れながら豊かな心を育む。

【音楽】
イタリア古典楽曲、無伴奏合唱曲、ポップスなど、さまざまな歌を歌います。また、読譜の基礎や西洋音楽史についても学びます。

【美術】
「感覚」の体験と「感性」 を広げることを目標とし、自分の感じた・考えた「もの・こと」をより具体的・魅力的に表現できる力を養います。

家庭科

新たな社会の姿を想定しながら、自らの手で生活を創造する。

〈消費経済・環境分野〉〈衣食住分野〉〈高齢社会・社会福祉分野〉を中心に、これからの時代を生きていく上で基盤となる「生活を営む力」を育んでいきます。

中杉の学び