土曜講座報告シリーズ「法学に親しもう」です。

この講座の先生は、弁護士として活躍なさっている中杉の先輩です。毎回、法学的な思考を用いて、いろいろな物事や社会の事象をどう捉えていくか皆で考えていきます。

本日のテーマは「一度約束をしたらどうなるの？」でした。王子様に恋をしたアリエルは、自らの声と引き換えに「足」をもらう約束をアースラと結びます。アースラは、アリエルがすんなり声を差し出すように、凶暴な怪獣を側におき、断りにくい雰囲気を作ります。また、アリエルが声を失うのは「一時的なものである」と伝えますが、アースラとしては50年程度を想定していました…。

さて、両者で結んだ契約は有効でしょうか？各項目を立て、グループで話し合います。

それぞれの項目が有効／無効だと言える根拠を考え、思いついたグループからどんどん黒板に書いていきます。

全項目埋まりました。

最後に「契約」が「契約」として成り立つとはどういうことなのか、という解説を聞きました。一連の流れから一つ一つのやり取り等を取り出し分析していくことで総合的に判断できるという思考を学びました。

毎回自分たちが記入する感想や疑問点に対して先生が回答のレジュメを作ってくださり、新しく知ることが多くて勉強になります。実際に起きた事件に対する裁判や、その解釈も紹介してくださいます。楽しい講座です！