中央大学杉並高等学校

STUDENTS LIFE今日の中杉

模擬裁判体験を行いました(文化祭)

IBL同好会

文化祭の2日間で、模擬裁判チームはメンバーが作成した「一寸法師裁判」の体験会を行いました(↓起訴状と統合捜査報告書です)。

証人の姫様と鬼太郎。(本当は裁判官の方を向くのですが、今回はお客さんに表情が見えるよう、傍聴席に向かって証言しました)姫様は花見に同行した一寸法師の公園で、自分を守ってくれた際の行動について等、鬼太郎は大事な弟(鬼次郎)に怪我をさせた一寸法師はいかに残虐だったかということ等を証言しました。

被告人・一寸法師は、弁護人と検察官による質問の中で、自分に攻撃性はなかったことを主張しました。

さあ、一寸法師は有罪でしょうか?無罪でしょうか?さまざまな角度から、たくさんの意見を出していただきました!

有罪か無罪かどちらになるかわからない審議を終え…裁判長が判決を読み上げます。

「被告人は無罪!」…2日間とも無罪となりました。有罪判決ver.は披露できませんでしたが、2日間ともどちらになってもおかしくない議論ができ、あれこれ考えていただけたひとときとなったと思います。ご参加下さいました皆様のおかげです、本当にありがとうございました。

皆様からいただきましたご感想を紹介します。こうして感想をお寄せくださったこと、とてもありがたいです。ご感想をもとに振り返りを行い、チームで成長していければと思います!

⚖️皆様のご感想より⚖️

・とても楽しく学ぶ事が出来ました。(大人)

・一寸法師という昔話の登場人物を使って本格的な裁判ができておりとても楽しむことができました。(中学生)

・設定など準備をしっかりされており、法律に詳しくない私にもわかりやすかったです。個人的には被告が小槌がすごいものとしか知らなかったはずなのに拾ったあとすぐに姫を利用して身長を大きくしているので、すごいものとしか知らなかったという被告の発言は信じられず動機が十分ある行動を取っているので有罪だと思いました。(普通は工芸品として価値があるものだと思うはずなので願いを叶えようとは思わない)(大人)

・設定がきちんとしていて、面白かった。有罪の場合の視点、無罪の場合の視点、両方の視点で説明していたので勉強になった。見ている人たちの意見も聞いていて、人それぞれの考えがあり判決を出すことは難しいことだと思った。また、見る機会があったら見たいと思った。(高校生)

・模擬裁判を初めて見たので、面白かったし勉強になりました。一寸法師は別の罪で起訴してもいいと思いました。また、公園にいた村人を証人に呼んで、第二審をしてもいいのかなと思いました。(高校生)

・初めての経験でとても勉強になりました。一寸法師は有罪という思いは変わりませんが(笑)。一緒にいただけの鬼次郎を失明させたり、姫や自分が狙われた後も冷静に桜を見て帰ったり、落ちていた鬼の打出の小槌を勝手に姫にふらせて自分の利益のために使わせるなど。最初から企てていたのではないかと思わせる程の内容でした。同じお話でも、見る視点によっては、善にも悪にもなり得る。とても面白いと感じました。ありがとうございました!(大人)

・背景や証拠からの検察側の考え方や弁護士側の考え方などとても興味深く、貴重な体験ができて面白かったです。また違った内容の裁判を体験したくなりました。(大人)

・高校生の皆さんが司会進行をメインでされていて素晴らしい取組みだと思いました。大変だったと思いますがお疲れ様でした。一寸法師の過剰防衛のテーマも興味深かったです。(大人)

「とてもよくわかった」88.9%、「だいたいわかった」11.1%でした。ありがとうございました!