STUDENTS LIFE今日の中杉
「法学論文ゼミ」橋本先生の講評会
土曜講座4月1日、土曜講座「法学論文ゼミ」を受講し論文を書いたメンバーで法学部を訪れ、橋本基弘先生(副学長、憲法学)に会いに行きました。

この講座は橋本先生が出したお題に対して、土曜講座の中でそれに答えようと論文を作成していく、という講座でした。書き上がったのは12月だったので少し間が空いてしまいましたが、皆で先生の講評を聞きに、いざ茗荷谷へ。雨が降っていましたが、駅からたった数歩で着いてしまう、傘もいらないくらいの近さでした。法学部は多摩から移転して2年が経ちましたが、あちこちの設備が行き届いていてとても綺麗な校舎でした。
先生が教室に入られ、早速ゼミを開始。論文を一つずつスクリーンに映し、「ここを工夫しましたね」「こういう根拠があるのがいいですよね」と評してくださいました🤗


先生は終始気さくで優しくて、とても楽しかったです!

今回の先生からのお題は「若者の投票率を上げるにはどのような取り組みが必要か」という内容でした。まずはなぜ現状 投票率が低いのかを分析し、そこから投票所を増やす、教育を充実させる、政策をもっと話し合える場を設ける、ネット投票を導入する、法律を変える…等、さまざまなアイディアを出し合い、さらにそれらのデメリットも洗い出して検討し、3ヶ月かけて文章に表してきました。
ときには悩んでうまく進まない時もありましたが、だからこそ書き上げられたときの達成感もひとしお。先生に読んでいただけ、頑張ってよかったと思えた会でした。
今年の土曜講座「法学論文ゼミ」は趣向を変え、司法試験の論述問題をみんなで解いてみます!レクチャーするのは卒業生の弁護士の先輩方。面白そうだな…と思ったらぜひ受講してください。1年生でも、法の知識がなくても、誰でも大丈夫です!法的思考を用いてあれこれみんなで考えてみましょう📖
📝今回の論文より一部紹介します📝
📝受講生の感想より📝
●初めて書いたので戸惑うことも多かったですが、今まで考えなかったことや色々な視点に気づけて面白かった。大学の先生と聞いてとても緊張していたけれど、先生が温かくて楽しかった。
●先生はさすが法律のプロだなと思ったり話の仕方が非常に上手だなと感じたりした場面が何度も何度もあったので、私もいつかあのように堂々として自信のある大人になりたいと思った。
●みんなの論文を、橋本先生の解説つきで読むことができてとても面白く、学びが多かったです。
先生がゼミの中でおっしゃった「どのような選挙であれば投票したいのか」という問いは、「どうすれば投票率を上げられるか」という問いの解決の出発点であるようで、でも簡単な問題ではなく…たくさん考えました。
シミュレーションで、第1志望を法学部にするくらい法学部に興味があったのですが、今回でそれが深まったのと同時に、法律学科により興味をもちました。
●論文を書く際、最初は、内容がまとまらず、論文を書く機会も今まで全くなかったので分からないことばかりでしたが、1度自分の考えをまとめてからはスムーズに書き進めることが出来ました。今回のお題「投票率を上げるには」についても、ネット投票や投票箱の個数を増加させるために法改正をするなど、様々な案を考えられたので、今回考えたことを次に繋げられるように、実際に実現するにはどうしたらよいのかを考えていくべきだと思いました。
橋本先生のゼミでは、今回ゼミに参加していた方たちの論文を実際に読み、どこが実現できるか、や新しい見方などを見つけることができました。私の論文を見てもらった時も、ネット投票の課題となっている「本人確認ができない」という点について、指紋で本人確認ができるようなアプリがあれば本人確認ができるのでは、という考えを聞き、私にはその発想がなかったので、たしかにネット投票のデメリットの核である本人確認ができれば、実現出来る可能性が大きくなると思いました。橋本先生は、幅広い視点から物事が考えられて、それは課題があるためできない、で終わりにしないで、その課題をどのように解決できるのかをすぐに考え、こうしたらできるかもしれないと、次に繋げる考え方をされているので、私も、できない、と諦めないで次に繋げられる考え方をしていきたいと思いました。
●論文を書いて大学の先生に見せるという貴重な体験ができて、この講座を取ってよかったと思った。