STUDENTS LIFE今日の中杉
全国中高教育模擬国連大会(議題:AIと軍事)最優秀2ペア・優秀1ペア受賞🥇🥇🥈
IBL同好会🌍️模擬国連チームの報告です🌍️
8月4日(月)・5日(火)の2日間、日本各地から中高生が集う全国中高教育模擬国連大会に、6ペア12名(Austria,North Korea,Russian Federation,South Korea,Switzerland,Turkey大使)が参加し、大会運営のフロント(Director)として1名が参画しました。

今回の議題は「AIと軍事」。生成AIや軍事AIを使用する際に国際社会の中に設けるべき規制やその責任の所在について、各国AIの浸透状況や使用状況を踏まえて議論しました。この議題は従来の模擬国連の議題とは異なり、過去の実際の国連会議でも議論されておらず、国としてのスタンスを掴むことが難しいテーマでした。出場する大使たちは担当している国のAIに対する姿勢を調査し、AIによってもたらされる自国の利益を想定して補完しつつ当日に備えました。

今まで、大会までの夏休み期間には、参加生徒はペア同士で連携を取り合いながら各政策を考え準備を進めていくことが主でした。しかし、去年に比べて準備は一段と活発になり、模擬国連に取り組む高校へ出向いて講習に参加したり、部内でルール確認を行ったり、会議の段取りを把握したり等、部活全体での連携を盛んに行ってきました。


大会当日、中杉生は初心者議場のD、E、F議場に別れ、他校の生徒とともに会議に挑みました。参加生徒たちはそれぞれの担当国の意見を尊重しながら、同じ議場の大使たちと合意形成を目指すことを意識して会議を進めました。一日目の終盤には、中杉生ペアがワーキングペーパー(作業文書)を提出するために奮闘し、提出を主導する様子も見られました。




二日目は、一日目に形成された数個のグループ間の意見をまとめ、決議案を作るために全体での連携が強く意識される中で会議が進行していきました。その中で、一日目に続き、中杉生がグループ代表として行動している姿が印象的でした。



僕は今回、大使ではなく、大会運営メンバーとして参加しました。運営としての参加は普段の大使として参加する際と比べ、異なる視点や采配が求められました。当日には議場のフロント(議事進行などの仕事)の会議監督として、全体の流れやルールを議場の大使と共有することに奮闘しました。


内容の濃い2日間の会議を終え、「D議場」でオーストリア大使(2年生ペア)が最優秀初心者賞を、韓国大使(3年生ペア)が優秀初心者賞を受賞し、「E議場」でロシア大使(2、3年生ペア)が最優秀初心者賞を受賞しました!※大会結果

今回は、社会の論争の中心となっているAIに関して、実際の国連よりも早く切り込みをいれる会議であり、今まで以上に柔軟な発想力が必要とされました。大使によって議題の解釈が割れる等のアクシデントがありながらも、おのおのの柔軟な発想力で乗り越える姿が見られ、そういった力こそ今の国際社会に最も必要なものだと認識させられました。

最後に、今回僕達全員が会議を楽しめたのは、各グループに対してアドバイスや応援をくださいましたOGの先輩方のおかげです!本当にありがとうございました。(2年 大会運営スタッフH)