中央大学杉並高等学校

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日本学術会議公開シンポジウムに登壇しました

3月17日、日本学術会議公開シンポジウム 「18歳と司法への市民参加」 に本校3年生3名と教員が登壇してまいりました。

本企画への参加は、「民法改正に伴い、裁判員裁判で18歳も裁判員に選ばれる対象となった件について、18歳の生の声を聞きたい」とお声を掛けていただいたことによります。本校の模擬裁判メンバーを中心に3名、登壇することとなりました。

國學院大学の四宮先生、東京大学のDimitri 先生の基調講演は、不安になりがちな"18歳"の背中を温かく押して下さるお話でした。「裁判員に必要なのは自覚と責任に基づく常識。それを養うには、多くの他者と議論し考えることが何より大切」「『強靱な民主主義』の実現のためには全ての国民が各々ぶつかる意見の中で妥協点を見つけ、ダイナミックに前に進む必要がある」等、社会に主体的に参画する市民であるべき、と思えるようなお話をたくさんお聴きできました。

登壇した際には、両先生の講演に対する感想を述べ、直接先生方からコメントをいただいたり、高校生として現在の法教育に何が必要だと思うかを述べたりしてきました。フロアの皆様に、深く頷いたりクスッと笑ったりしていただけ、しっかりと思うところを伝えられたと実感することができました。(「堂々としている!あれが平均的な18歳なのか?そうじゃないだろうな…」と言う感想を述べていた方もいらっしゃったとのことです)

今回のシンポジウムを機に、たくさんの研究者の方々と知り合え、裁判員裁判を若者が身近に感じる企画に取り組んでいらっしゃる会の存在等も知ることができました。一緒に登壇なさった湘南白百合学園高校の先生・生徒さんの発言も、大変勉強になり良い刺激を受けました。

貴重な機会をいただけました白鴎大学の平山真理先生、日本学術会議・法学委員会および「市民性」涵養のための法学教育システム構築分科会の先生方に厚く御礼申し上げます。